人と犬との見解の違い
トレーニングも含め、人との犬との付き合いにおいて言えること。
それは、『人が犬に伝えたい思い』と『犬が人から受け取る結果』
この2つに相違が生まれることがよくあるということです。
これを人がしっかり受け入れないと、訓練は自分の思うように進みません。
思うようにいかないことに、人がイライラしてしまったり、犬の行動が理解できなかったりしてしまいます。
よく人間関係でも言われますよね…。
『相手を変えようとするより、自分が変わった方がいい』
犬と人との関係性においても同じだと考えています。
犬に人間の意図を理解させようとするより、その1匹1匹の個性に合わせて、人間が譲歩する方が楽しく訓練できると。
この譲歩するという事を、何故か、人と犬との関係性を『上下関係』だとするトレーナーさんは、『犬に負けた』ような捉え方をするようです。
だから、『人に従え』、『犬が合わせるものだ』と。
『犬は充分一生懸命に人に答えている』
人の方が強者なんだから、弱い立場の犬に親切にありたいですよね。
強いからって、偉いからって、威張ってしまうと、誰もついてきてくれる人はいなくなる。
犬だってそう。権威についてくるんではなく、信頼に集まるんです。
犬は、自分のトレーニングの結果を移す鏡です。
だから、
犬は先生。
だから、私達、人が変わろう。見直そう。